放浪フットボール

見たまま思ったままサッカーのことを書き連ねます。

クロアチア代表考察~所属クラブ一覧から~

 

 

2018年ワールドカップで躍進しているクロアチア代表。

 

数々のサッカー協会や、チームメイト同士の内紛など、

ピッチ内でのプレーとは関係ない部分でのトラブルで

その力を今まで発揮しきれてこなかった一方で、

レアル・マドリードの司令塔ルカ・モドリッチを始め、

豪華なタレントが揃うことでダークホースという見方はされておりました。

 

そんな彼らの才能がついに花開いたロシアワールドカップ。

いよいよ2日後に迫った決勝戦を前に、少しでも楽しむ材料があればと思い、

今回はその才能あふれるクロアチア代表メンバーを、

所属クラブという観点から覗いてみたいと思います。

 

早速ですが、以下が今回のクロアチア代表のメンバーになります。

(欠番となっている16番は、

今大会中にメンバーを追放されたカリニッチになります。

勝戦も当然出場しないため、今回のリストからも省略しております。

また素人集計のため、多少のミスなどはご容赦ください。)

 

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 ↓見づらいかもしれないので分けました。

 

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色分けの簡単な説明は欄外下部にありますが、

青→赤が濃くなるほど、所属クラブの格が高い、

と単純に思っていただければと思います。

 

トップクラブについては主観的な解釈ですと意見が分かれてくるため、

UEFAクラブランキングの過去5年間のトップ20を

トップクラブと定義しております。

 

インテルミランといった歴史あるクラブであっても

現在の成績が奮わなければ入らない一方、

リーグ自体のランキングが高くないバーゼルがランクインするなど

一般的なイメージとは異なる部分もあるかと思いますが、

一応オフィシャルなランキングにはなるのでこちらを採用しました。

 

↓ランキングについてはこちらですhttps://www.uefa.com/memberassociations/uefarankings/club/index.html

 

 

さて、この一覧からそのほかに個人的に読み取れたことをいくつか記していきます。

 

①国内リーグ経験選手の多さ

一覧では薄い水色に該当する部分ですが、

実に22選手中20選手が国内リーグでのプレー経験があります。

(15番のチャレタ=ツァルはリスト外の17歳の時点で

国内リーグでプレーしています。)

 

例外の2選手は4番のペリシッチと7番のラキティッチですが、

ペリシッチは17歳まで国内リーグのハイデュクのユースチームにいたため、

全く国内での経験がないわけではありません。

 

したがって、7番のラキティッチは唯一国内でのプレー経験がない選手になります。

 

ラキティッチのように1980年代に生まれた選手の中には、

ユーゴ内戦の影響や、それ以前の出稼ぎなどで

ドイツはじめ欧州各国に移民として流出した二世なども多いため、

もう少しそのような他国出身の選手がいるかと思いましたが

これは意外な結果となりました。

 

例えば同じ旧ユーゴスラビアでもコソヴォボスニアなど、

国内リーグの復興が遅れている国では、

他国で生まれ育った移民選手の逆輸入が見られるケースも多いです。

 

クロアチアでこのケースが少ない理由としては、

クロアチアという国自体がスムーズに独立を果たし

経済的にも旧ユーゴの中では最も恵まれていること、

またディナモ・ザグレブハイデュク・スプリトなど

旧ユーゴ時代からの強豪がいまだにそれなりの存在感を示している

ことなどが推測できるかもしれません。

 

クロアチアも国内リーグの地盤沈下は指摘されていますが、

そうはいっても今回のようなタレント集団のほとんどを

国内から輩出していることは、評価できる部分といえるでしょうし、

今回のワールドカップを経て、さらに若い世代が輝くようになれば

第2のモドリッチマンジュキッチが生まれてくることも大いにあり得ます。

 

②海外移籍の年齢の若さ

 

一方で、そうはいっても半数以上の選手が22歳までに国外リーグへ移籍しています。

この傾向は特にレギュラーの選手に顕著だと感じました。

トップリーグのスカウト網もますます充実する中で、

才能の見込まれた選手は競うように引き抜かれていることが分かります。

 

意外なのはモドリッチマンジュキッチの中心選手二人で、

それぞれ23歳、24歳と比較的遅くまで国内リーグでプレーしていました。

(あくまでクロアチア内での話で、日本代表と比較すれば若いと思います)

 

モドリッチは国内リーグでは活躍するもレンタル移籍を繰り返すなど

なかなか評価されない時代もあったことが、

この結果になっているのかもしれません。

 

ここでこれ以上語ると長くなりそうなのでこの程度にしておきますが、

他にも一覧を作っていて面白かったのは、

ラキティッチシャルケ時代や、ビダのレバークーゼン時代に直接

スタジアムでプレーを見たことがあるにも関わらず、

大して印象に残っていないことです。(笑)

 

クロアチアは国内リーグがイングランドやスペインほど

充実しているわけではないため、

この舞台までたどり着いた選手たちにも

意外な国、チームでのプレー経験があることが分かるかと思います。

皆さんも意外なところで若き日の選手たちを見たことがあるかもしれないですね。

 

この一覧を見ながらサッカー大国フランスと比較してみたり、

苦労人の選手を見つけたりしていただけたら幸いです。